包茎手術の麻酔の種類|スプレー麻酔のメリット・デメリット

包茎手術の痛みを抑制する局所麻酔

切開を加える包茎手術では、手術中は当然のことながら痛みが伴うので、無事手術を完了させるには何らかの形で麻酔をする必要があります。麻酔には全身と局所の二種類に大別されますが、包茎手術は体表の一部である陰茎を対象にするので手術部位だけの痛みを抑制できれば十分です。そのため包茎手術では局所麻酔が選択されるわけです。包茎手術をする陰茎周辺の末梢神経に、麻酔作用のある薬を作用させるのが一般的です。

もっとも局所を対象にするといっても、薬を作用させる部位により二種類があります。身体の深部まで痛みをコントロールできるのが伝達麻酔です。局所に注射を用いて薬液を注入することで行ないます。

ところが陰茎のように微細な神経が密集している箇所では、麻酔注射そのものの痛みも課題になるのです。注射の痛みを緩和するために実施されるのが、表面麻酔とよばれるもので、スプレー麻酔が典型的な方法のひとつになります。

局所麻酔のひとつ、スプレー麻酔の特徴

包茎手術では局所麻酔を事前に実施しておくことで、術中も痛みに耐えることなく最後まで完遂することが出来ます。包茎手術の局所麻酔では注射による伝達麻酔が主要なものになりますが、より肉体的精神的負担を軽減するために、スプレー麻酔を併用することがあります。

包茎手術する箇所周辺に麻酔薬を注射する前に、スプレー麻酔を実施しておくことで表面の神経を麻痺させることになるので、性器に注射をするような場面でも患者は痛みをおぼえることがないので、よりストレスを感じることなく、包茎手術に望むことが叶います。薬液を霧状にして散布するので、スプレー麻酔では一切痛みの心配がありません。

その特性を踏まえると、スプレー麻酔だけで包茎手術を済ませることができれば良いようにも思えます。しかしスプレー麻酔はあくまで皮膚表面の浅い範囲に麻酔作用をおよぼすことが出来るにすぎません。そこでより深部にまで作用する注射による麻酔を併用する必要があるわけです。

まとめ

持続的な改善効果を目標にするなら切開を加える包茎手術を選択する必要があります。ただし包茎手術では陰茎に切開することになるので、手術中は痛みを確実に抑制することが必須です。効果の高い伝達麻酔は陰茎周辺に注射をするので、麻酔に伴う手技自体の痛みも解決するべき課題になります。そこで注射前にスプレー麻酔で表面の神経を麻痺させおけば注射の痛みも解決することが叶います。スプレー麻酔を活用することでよりストレスフリーな包茎手術が可能になっているのです。